先日、全社の月初会議にて、
社員に対して「アチーブメントは何を売っているのか?」
という質問を投げかけた。
世界ナンバーワンのコンサルティング会社はアクセンチェアである。現在、社員数22万人と言われている。売上も数百億ドルの規模である。我々は人材教育コンサルティング会社として、人と組織に関わる様々な問題解決のパートナーとして「顧客の望みを叶える技術」を提供している。
言い換えれば、弊社が売っているものは、「人と組織に関わる顧客の問題解決のための技術」であると表現しても良いと思う。
「目的、目標達成の技術(アチーブメント・テクノロジー)」こそ私たちの商品である。
旧約聖書に登場するソロモン王は、神に
「何でも願うものを与えよう」と言われ、"知恵"を求めたところ
神が大変喜ばれ、ソロモンに多くのものを与える
ことを約束されたという逸話がある。
さて、この"知恵"とは一体何のことであろうか。
世の中には、乗り越えなければならない多くの問題が
山積している。それを解決する力が、求めているものを得る
最短の方法であることは言うまでもない。
私の講座の中でも説明しているが、
中小企業経営者の抱えている悩み調査の中で、
1位が「質の高い人材の確保」つまり、採用力と育成力の課題である。
2位が財務力、3位が営業・マーケティング力と続く。4番目は戦略立案構築力、5番目は商品開発力である。
私はこの5つを追求して差別化、区分化、専門化してそして集中の法則を使って今日まで25年間経営をしてきた。
弊社の社員には誰のために、何のために、何を、何故売っているのか。
これを毎日深く深く考え続けて欲しいと思う。
セミナーや研修を売っているのではない。
セミナーや研修、コンサルティング業務を通して顧客の問題解決や願望実現のサポートをしているのである。
お客様は何気なく研修を受けに来てくださっているのではない。
多くのものを背負い、目的を達成するために貴重な時間と
お金を割いてお越しくださるのである。
社員の成長を後押しし、より質の高い「達成の技術」を提供できる組織体をこれからも目指し続ける。
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