先日、名古屋地区No.1の財務・会計コンサルティング会社の
株式会社アタックス様にて
「理念経営とは~その本質と極意~」というテーマで
講演をさせていただいた。
代表パートナーの西浦さんは数多くの実績を持ち、
法政大学大学院の客員教授も務めていらっしゃる方である。
理念経営の極意ということで、
私はまず、これからの時代に求められる経営、
つまり「人を幸せにできる経営」についてメッセージした。
日本は人口減少社会に入り、
当然、経済全体の規模は拡大していかない。
経済が順調に発展していくならば、会社の伸びとともに
給与も増えるので、従業員の扱いの荒い会社であっても、
給与で不満をカバーできたのかもしれない。
しかし、これからの時代はそうではない。
社員とその家族、外注先・下請企業の社員、顧客、
地域社会、株主を幸せにできる会社が社会から必要とされる。
つまり、従業員にとっては、働く喜びを持ち、会社や仕事に誇りを持てること、
会社に属することが幸せであることが、
働くモチベーションになっていくはずだ。
そして、このような従業員満足度の高い会社は、
良い商品・サービスを生み出し、結果として、永続的に発展を遂げる。
逆に言えば、企業の目的がなく、
従業員をコストと考え、
売上至上主義のような、真心の感じられない会社は、
徐々に社会から淘汰されるのではないだろうか。
特に、中小企業は厳しい経営状態が続く。
従業員を幸せにし、技術革新を続けない限り、
コストだけで勝負しても海外の会社には勝てないだろう。
私は理念経営を1社でも多くの会社に広め、
ひとりでも多くの人に働く喜びを感じられる社会を作りたいと願っている。
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