先日より2日間、JPSA認定ベーシックプロスピーカー
の方を対象にフィードバックに重点を置いた
「プロフェッショナル・フィードバック・トレーニング・プログラム」
が開催されている。
この2日間は私のパートナーの佐藤がトレーナーを担当し、
私は特別講師を務めさせていただいている。
私は研修の冒頭に、フィードバックの意義について
お話をさせていただいた。
フィードバックとは、自分の意見を押し付けたり、持論を理解させ、
批判や断定によって相手に強制的に行動変容を起こさせるものではない。
事実と解釈を区分し、事実を客観的に把握させ、相手に自己評価を促し、
相手から改善を引き出す手法なのである。
自分と相手は全く違う。
ときに人は自分の正しさをつい相手に押し付けてしまいそうになるが、
それでは効果が期待出来ない。
相手には相手なりの正しさがあるという前提で、
それを受け留めながら、有効な質問によって本人の求めていることと実際に行なっていることのギャップに気づかせ本人が自ら選択の質を変えていけるようにサポートしていくことがフィードバックの極意なのである。
今回は、ベーシックプロスピーカーの方々が対象ともあって、
非常にレベルの高いトレーニングが準備されている。
一人でも多くの方に真のプロスピーカーを目指していただき、
関わる全ての人の成長を促進できる、フィードバック
能力を身に着けていっていただきたいと思っている。
12月21日に予定されているJPSAの日のアシスタントトレーニングでも
実生活にも応用できるフィードバックの能力を磨く
ことができる。JPSA会員の方は是非、ご参加いただきたい。
多くの指導者をこの世に輩出し、社会を良くすることが
私の願いである。今日という日に、講師として皆様にメッセージさせて
いただけていることを心から感謝している。
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