先日、弊社顧問であり、アメリカのNASAで活用されている組織診断ツールである
「4-Dシステム」を開発したチャールズ・ペレリン博士が来日され、高輪台のフェリーチェで昼食を共にした。
ハッブル宇宙望遠鏡の船外修理ミッションを
成功に導いたのペレリン博士である。
ハッブル宇宙望遠鏡は当初、
鏡の端のわずか0.002mmの歪みにより、
性能を予定の5%しか発揮できなかった。
しかし、船外修理によって当初の予定を上回る性能を実現し、
天文学史に残る数多くの成果を残した。
現在、NASA出身のペレリン博士が「4-Dシステム」で
行おうとしていることは、
組織の「コンテクスト(文化、風土)」を改善し、
人的ミスを未然に防ぐことだ。
この日は弊社取締役の佐藤英郎氏と共に
組織のリーダーシップについて、
本質的なお話を聞くことができた。
私も研修や講演の中で水槽理論という話をすることがある。
水槽の中の魚が病気になったとき、
いくら魚を治療しても、水質自体が悪ければ、
魚はまた病気になってしまう。
ここで大切なことは、魚を治療したり病気にならないように強くすることももちろんだが、水質、つまりこのたとえでいうところの組織の風土や文化を改善しなければならないのだ。
その後、社内の会議を終えて、
夜は法政大学にて第2回の「経営者論特講」の教鞭を
取らせていただいた。
組織は長の影でもある。
社会を変革する素晴らしいリーダーを数多く輩出できるよう、
これからも全力を尽くしていく。
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