先日は、社長会会員の方を対象に理念経営勉強会の講師を務めた。
理念経営勉強会は、理念経営を共に学ぶ経営者同士の研鑽の場である。
「経営者のリーダーシップ」が今回のテーマである。
リーダーは明確なビジョンを示し、
それに向かって社員の心をひとつにしなければならない。
先日、日本航空の中間連結決算が発表され、
日本航空は通期連結営業利益目標を757億円から1400億円に引き上げた。
中間連結決算での営業利益は1000億円を超え、
半年で通期の営業利益目標をクリアしてしまったのである。
日本航空の再建を引き受けた稲盛和夫会長の率いる日本航空は、
来年度中の再上場を目指しているが、
これだけの見事なV字回復をさせている経営陣のリーダーシップには
目を見張るものがある。
そのV字回復のための社内の意識改革のため、
日本航空には「意識改革推進本部」という新設部署ができ、
時に稲盛氏自らが社員教育を行なっているそうである。
まさに経営者のリーダーシップだと私は非常に感銘を受けた。
良い経営者は最終的に、良い意味での公私合一が起こる。
それは、自分の価値観と会社の価値観がひとつになり、
自分の経営する企業体が自分の考え方そのものになっていくということだ。
誠実な文化を持つ会社の社長は、プライベートでも誠実な人柄であり、
信頼できる会社の社長は、プライベートでも信頼たる人物なのだ。
だからこそ、企業の経営者は会社の理念だけでなく、
自分のライフデザインもきちんと明確にしなければならない。
自分の人生で目指すものと、会社が目指すものが一致している時、
経営者は本気で会社の経営に取り組むことができる。
私も選択理論を基にした高品質の人材教育を通して、
いじめ・差別のない明るい社会を実現したいと
本気で思っている。
その思いの源には、私の幼少期からの経験があり、
私の「社会をより良いものにしていきたい」という思いに共感してくれた学生たちが
アチーブメントに入社してくれることで、
理念を同じくする者同志の強い組織が出来上がっていくのだ。
理念経営勉強会の後には、
弊社顧問で、
元キリンビバレッジ株式会社代表取締役社長である
阿部洋己氏を講師に迎え、
「KIRINで学んだマーケティング志向と経営」
と題して講演を頂いた。
阿部氏は1996年にキリンビバレッジ株式会社の
代表取締役社長に就任し、
「FIRE」や「生茶」などのヒット商品を生み出した。
社長会の会員の方であれば、弊社の会員サイトMARCにて
映像配信がされるので、
ご出席頂けなかった方にもぜひご覧いただきたい。
いつも思うことだが会社は経営者以上にはならない。
経営者の求める心まで会社は発展する。
今このブログを私はシンガポールで書いているが、シンガポールで開催されている人材開発に関する世界的に実績のあるイベントに勉強の為に参加しているところである。
もっともっと勉強してもっともっと会社を発展させて社員と家族と日本社会に貢献したい。
成功は愛である。
これからも経営者の方々に良い情報を提供していきたいと考えている。
その為にも私が常に先頭に立って学び続けることが成功の必須条件である。
それを忘れなければ何があっても会社は存続できるものである。
将来の後継者にもその姿勢を求めていく。
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