先週末は、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦に
あわせて開催された2011年アチーブメント全日本F3選手権での
表彰、並びに、当日開催されたドライバーズ勉強会の
講師を担当するために、仙台の菅生に出向いた。
今回の勉強会では、私のビジネスの本質にある
BtoFの真髄をお話しした。
ファンを獲得する秘訣スポンサーや、チームメンバー、
さらにはファンに支えられてプロドライバーは走り続けられる。
食べ物屋の本質は味である。
とにかく結論感動させるほど美味いものを提供することに尽きる。
ドライバーにとって速く走れる技術ということは本質である。
しかしそれだけでは人生の真の勝利者になれない。
人間力が求められる。
今年は内閣府の定義している「人間力」について
ドライバーの方々により深くわかりやすく伝達した。
更なるご活躍の一助に
なることができていれば幸いである。
さて、仙台のスポーツランドSUGOで開催された今回のラウンドは、
第14戦・第15戦・第16戦と行われたが、各選手が全力を出して戦った
今シーズンの終わりを飾るにふさわしい、最終ラウンドであった。
今シーズンのチャンピオンの座を見事勝ち取ったお二方は、
■Cクラス:関口雄飛選手
■Nクラス:千代勝正選手
の2名であった。
二人とも、素晴らしいオーバーテイク劇をくりひろげた上での見事な大逆転の優勝であった。
レースが始まるまでは、関口選手も千代選手も、今シーズン2位であったのだが
最終戦で、見事勝利を収めたが故に、ポイント累積で追い抜いたのである。
あの信念の逆転シーンを目の当たりにし、思わず私も感動してしまった。
今回の逆転優勝は、非常に考えさせられるものがあった。
最後の最後の最後まで気を抜かず、
私も自分のレースを走りきりたい。
自分に求められているレースが何か、
そして途中にどのような障害が降りかかろうとも、
忍耐強く、最後の最後まで走りぬくというその精神を
心に再度刻むことができた、非常に印象深いレースであった。
これにて、今シーズンのラウンドが終了である。
11月25日には、全日本F3選手権の年間表彰式が開催されるので
そのときの様子も、また皆様にご報告できればと考えている。
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