一昨日、第66回社長会が開催された。
今回は株式会社フォーバルの代表取締役会長大久保秀夫氏を講師にお迎えした。
大久保氏は、25歳で創業し、現在グループ会社23社を治め、
3社を上場させた実績を持つ、本当の意味での
実業界の成功者である。
大久保会長のメッセージの中にあった、
「人間は死を迎えたときにその人の人生の本当の意味での価値が見えるものだ」
という死生観、死を考えて初めて生きる意味と目的を知るということは、私自身も大変感銘を受けた。
また、現在株式会社フォーバル本社にいる600人の社員の
うち、10年以上勤務している社員が300名、
そして、150名以上が20年以上勤続を続けているという。
人を大切にし、家族経営を貫いてきたという、
"実の経営"というものを学ばせていただいた。
大久保会長は、世の中の問題の中で、特に"情報通信"という分野にドメインをおき、BtoBすなわち企業を対象に事業を展開させてこられた。
創業当時の電電公社の様々なあり方に対して、
国民の皆様に対してできる限りよいものを、
できる限り安く、サービスを提供していこうという視点を持たれ、
そこから、近江商人のいう三方良しの仕組みを作り上げたことが、
大久保秀夫会長の成功の本質であると思う。
"新しいあたりまえ"創りへの挑戦を徹底的に行ってきた経営であり、
"ビジョン"と"哲学"の二つを大切にして、
信念の経営を貫いてこられたことが兎に角素晴らしい。
私も、この社会からいじめや差別、そして、この社会の不幸の源となる
外的コントロールなくし、
選択理論的アプローチを大切にし、
人間関係をよりよくする経営を行っていきたいと考え一筋の道を歩いてきた。
目指すものに対して力強く走る。
大きな志をもって今まで事業に向かってきたが、
自分自身のこれからの人生、
更にこの世の様々な不幸の源になっている
外的コントロール的アプローチを改善していくことを
事業の目的として、更に大きく発展していきたいと考える。
人は大きなビジョンに動かされる。
私自身も無一文ではあったが、大きなビジョンを持ち、
今まで歩んできた。
そして、これからも真剣に誠実さを貫き、ビジョンに生きていきたいと考えている。
迷っている経営者の方々も世の中には多いかと思うが、
『本当に自分が何をしたいのか?』
『なぜそれをしたいのか?』
という求める心を明確にして、
自分自身のビジョン、
将来のあるべき姿、
人間として、企業として、本当に何が大切なのかと問うことが必要ではないだろうか。
そのようにして、自分自身の理想を追求していくところに
よい人々との出会いが生まれ、
その出会いから、
よい決断が引き起こされ、
その決断が、世のため人の為となり、
結果として企業が発展していくということであろう。
私の社長室には、動機善という言葉が掲げられているが、
まさに京セラの稲盛会長がおっしゃるように、
「動機善なりや 私心なかりしか」という言葉は
本当に大切なことだと思う。
人は、人の真心に動かされ、目的に動かされる。
目先の損得で経営をして、リスクマネジメントをいい加減にした結果、様々な社会問題を引き起こしている経営者の方も
いらっしゃるが、そのような皆さんには、
ぜひ大久保氏の話を聞いていただきたかった。
目的経営を貫いていれば、
社会に迷惑をかけることはありえない。
私自身も、これからの残りの人生、
世界最高峰の人材教育コンサルティング会社を目指して、
しっかりと襟を正してがんばっていきたいと思う。
大久保会長には、心から感謝申し上げたい。
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