今、カリブ海で想うこと

090101_01.jpg今、カリブ海にいる。

26日に日本を発ち、1月4日まで船の上で2009年のプランを
練り直し、息子とゆっくり過ごす。
年々、事業の拡張もあり、最近かなりスケジュールがハードに
なってきた。
私のように講師、研修トレーナー、人材教育コンサルティング会社
並びに出版社の経営者と一人何役もこなしていると本当に時間は
いくらあっても、有り過ぎるということはない。
以前、講談社から「最強の時間管理術」を出版させて頂いたことがあるが、私にとって時間管理は不変のテーマである。

時間は待ってはくれない。

過ぎ去っていく時間の中で、今、何を優先するかということが時間管理の本質である。

目的と目標から逆算し、自分の人生理念や人生ビジョンから全ての行動を選択しているが、
それでもかなりの葛藤があるのが正直な気持ちである。
特に多くの方々から相談の依頼があり、個人的には十分な時間を取りたいという希望を持っているが、
優先順位の高いプライオリティーAの項目を実行している中で十分な時間が取れていないという葛藤が
起こるということだ。

弊社の秘書もスケジュール調整にはストレスを感じているようだ。
私の秘書という仕事はそれなりのやりがいはあるが、かなりのストレス耐性がないと持たない仕事だと思う。

国家の首相の秘書等、大きな役割を担っている人々の秘書は、皆、やりがいと常識を超える苦労を共にし、
その向こうに喜びや使命感を味わっているのだろう。

2009年はさらに走る。

不況もなにも私には関係ない。

不況になればなるほど出番は増える。

環境の問題も多少はあるが、大切なことは主体性を持って、事業経営に取り組むことだと思う。

やるべきことをやって、うまくいかないのと、やり切らずにうまくいかないのでは全くレベルが違う。

確かに経営は環境適応業である。
波乗りにも似ていて、良い波をとらえるのが腕であろう。
どんなサーファーも良い波が来なければ、良いプレーはできないだろう。

しかし、過去に良い波を十分見逃しておいて、今、うまくいかないというのは問題の本質は違うところにある。

良い時に悪い時の備えをし、最悪の時ほど力強く打って出るぐらいの気概がないと経営はうまくいかない。

能力開発の専門家として、このような状況下でこそ本領を発揮し、不景気風を吹き飛ばしてみたいと考えている。

社会は実体経済の悪化について、連日のように報道しているが、このような時代だからこそ本物の経営をしている
企業だけが生き残れると思う。

人を大切にし、人と共に物心共に豊かな人生を創造し、悔いなき人生を生きることが私のテーマである。

来年は限られた時間だが、更に優先順位を守り抜き、更なる発展を遂げていくことを今ここに誓う。
アインシュタインは時間と出来事は切り離して考えることはできないと言った。

確かに、今を真剣に生きている人にとって、“時間はお金”であり、“時間は人生”そのものであり、“時間は価値”
である。

今、カリブ海クルーズを最愛の息子と共に楽しんでいる。

この上質の時間は何にも代えがたいものだ。

“愛する人と過ごす時間以上に価値のあるものはない”

お互いにその時間だけは大切にし、それ以外で遊びや趣味を充実させよう。

私は若い時、将来を考え、営業技術を体得し、その後、管理者として営業管理技術を更に習得し、
そして人材研修の基本を学び、32歳で会社経営に入り今年で22年目を迎えた。

今のテーマは優秀な人材の採用と、彼らを最大に成長させ、彼らに事業を委ねることだ。
私の時間はノウハウとして標準化され、体系化され、選ばれた社員に受け継がれる。

そして私の時間はさらに資本の増加と人財の拡張という形で将来に蓄えられる。

時間は蓄えられないが、資本や人的資本として企業の中に蓄積できる。

その為には、社員の望みを叶える必要がある。

彼らの未来はこの会社の発展にかかっている。

そして私の未来もこの会社の発展にかかっている。

カリブの海で戦略を練り上げ、戦う前に勝つシナリオを作成する。
何度確認してもさらに書き換えをする。

この時間はまさに未来を創造している価値ある時間である。

限られた時間を何に使うかを間違えると、その事後処理に時間を取られることになる。

今の世界経済を見るといろいろな意味で責任の概念を先進諸国のリーダーは考え直す時が来ていると思う。

私も人生を深く考えさらにより良い人生を生きていけるようにこの一週間は考える時にしたいと思う。
皆さんの一年は如何だったでしょうか?
お互いに2009年も最善、最良の一年にしていきましょう。

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コメント(1)

青木先生、いつも有難うございます。

ブログの内容がとても深くて勉強になります。

日々努力と改善をして行きます。

有難うございます。

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