忙しいという字は心を亡くすと書く。
”忙しくなると心が亡くなってしまう”という意味だ。
私は、どんなに忙しくても、“大切なものを大切にする”という生き方を貫いてきた。
私の生き方は自然体である。
常に目的目標に向かって全力で走っているが、心は常に充実している。
その秘訣は人生設計と効果的なタイムマネジメントにある。
時間は誰にでも平等な資源だが、使い方は一人一人全く違う。
時間は人生という最長単位から、今この瞬間という最短単位まであるが、私は自分の人生設計を5段階に分けて設計した。
17歳から27歳までを学習の段階と考え、ほとんど休むことなく、一日14時間は働いた。我ながら良く働いたと思う。この間一年365日休んだ記憶はほとんどない。
そして28歳から35歳までを、指導力開発の段階と考えて必死に働いた。
20代はセールスとセールスマネジメントを学んだが、その後29歳で能力開発コンサルティング会社に転職、30歳で取締役営業統括本部長に就任し、経営を学び、32歳で独立した。
そして36歳から45歳までを挑戦の段階と考え、とにかくとことんチャレンジをした。
チャレンジの段階は、経営者としての実力と能力開発コンサルタントのとしての実力を徹底的に学習してきた時でもある。
この間、会社は創業5年目から15年目までで家業規模から企業規模に成長した。
そして46歳から60歳までを富の形成の段階と考えて、現在取り組んでいるが、お陰様で資産形成も計画通りにすすんでいる。
家庭の事情もあり、若くして社会に出た時は裸一貫、一文無しだった。
現在の豊かさは予想以上である。
そして9年後、61歳からは社会還元の段階に入る。
還暦を迎えるまで、多くの人々のお力を借り、社会に育てて頂いたお礼を社会に還元していく。
著作活動も時間が取れるようになる61歳からが本番と考えている。
社会奉仕活動も60代からは積極的に行う予定だ。
このように人生というものを“生まれてから死ぬまでの時間の総和”と考え、長期的に、客観的に、本質的に考え決断し、判断し、選択して生きてきたが、このことは私の人生を振り返って大変有益であったと思う。
そして日々、人生設計を頭に入れながら、常に80対20の法則に基づき、優先順位の高い事柄に集中して生きていくことだ。
私は何事もこの80対20のセオリーで考え行動するように心がけている。
80対20のセオリーとは1895年イタリアの経済学者パレートによって提唱された理論だが、簡単に表現すれば「私たちが求める成果の80%は、私たちの取り組む事柄の20%の優先事項から生み出されている」とうことだ。
時間=お金=人生と考え時間を大切に使い、お金を生み出し、生み出したお金で時間を創出し、さらにその時間をお金に変えていく。
時間を大切にすることが、お金を大切にすることに繋がり、お金を大切にすることが充実した人生につながるということだ。
私は若い時に時間をお金に変え、そして今は経営者として、時間的にも経済的にも豊かになり、人生が充実して、どんなに忙しくても心が亡くなることが無くなった。
今日も休日をエンジョイし、最後にこのブログを書きながら、明日のことに思いを巡らしている。
感謝、感謝の人生である。
時間は自分の心がけ次第でどのようにも使えるものだ。
忙しさに心を亡くすことなく、これからも計画的に生きていきたいものである。
コメントする