「青木君、豊かな人生を求めるよりも豊かな人間になることを求めなさい。
なぜならば、豊かな人間が豊かな人生を築きあげるからだよ。」
これは29歳の時、恩師、夏目志郎先生に言われた一言である。
子供の頃から、実の親がいつも居ない寂しさや、経済的にも貧しい家庭環境で育った
私にとって、金持ちになりたい。サクセスしたいという強い“成り上がり根性”は
当時の私にとってモチベーションそのものだった。
このままでは品性の欠落したカネカネ型人間になると心配してくださり
アドバイスをしてくださったのだと思う。
この言葉は私の生涯の座右の銘になった。
人生の究極の目的は確かに「金」では無い。
金がないときは金が欲しいと思ったが、会社経営も21年目を迎え、
それなりの経済的基盤ができると、究極の目的は“自分が納得する生き方で、
どれだけ多くの人の役に立つ生き方ができるか”ということだ。
すなわち“人間として生まれて来て良かったといえるような人生を全うすること”
ということである。
私の職業はプロの能力開発コンサルタントである。
この“プロ”という表現に私はこだわっている。
私はアマではない。プロである。
プロとアマの違いは成果や結果に対する責任の取り方にある。
プロは言い訳を言わない。
アマは私にとって肌の合わない人たちだ。
どちらかというと肌が合わない。
あまりストレートに表現しないが、私ははっきりしている。
好きか嫌いかどちらかである。
昨日、矢沢永吉さんの「アー・ユー・ハッピー?」という本を読み直したが、
共鳴共感の鐘が心に鳴り響いた。
昔、矢沢永吉さんの書いた「成りあがり」という本を読んでいたく感動したが、
今回は当時とは一味違う感銘を受けた。
矢沢永吉さんはプロの中のプロだ。100%本音で語っている。
語れる実績がある。
私も100%本音人間でありたい。
人間は人のために生きているようだが、自分の遺伝子を満たすために生きている存在だ。
そして自分は「自分」でしかない。
当たり前だが、誰のものまねもせずに自分らしく自分の信じる道を生きる。
良い悪いは解釈であり、人に好かれるために生きることはくだらない生き方だ。
自分は自分らしく。
プロとして誇りを持って生きて行く。
十代から社会に出た私だが、自分なりに大切なものを大切に生きてきた。
これからも能力開発のプロとして会社の代表者として自分に正直に生きていく。
その結果、人の役に立ち多くの人に支持していただける存在になれれば
それもまた嬉しい人生だ。
縦軸に自己成長(自己愛)、横軸に人々の役に立つ生き方(隣人愛)を意識し
その斜め45度の延長線上にサクセスがあると思っている。
人は皆、
人生という大舞台で主役を演じ、
最後はたった一人で
神様のところに帰るだけだ。
たった一度の人生だから
悔いない人生を生きて行きたい。
コメントする