友人の作家である石井健二さんから面白い話を聞いた。
停止と静止の違いについてである。
最近、特に忙しく働いている私を見て「青木さんたまには静止してゆっくりしたほうが体のためだよ。」とアドバイスをしてくれた。
日々、目標に向かってベストの努力をすることが習慣、習性となっている私だが、あまりに忙しくしていると、体と心が離れて体が先に行って心と気が後からついてくる状態になり、その状態が長く続くと病気になるのだと諭してくれた。
私が停止と静止の違いについて訊ねると、石井氏は停止は行動も思考も全てが止まった状態のことで、静止は体は止まっているが、思考も気も働いている状態であると教えてくれた。
なるほどよく分かる話である。
我々はともすると忙しく働いているつもりになってしまうことが多い。
体は動かしていても生産性が低いときがある、そのときは頭が回転していない状態で知恵が湧かない状態なのだろう。本当に働くとは頭を使い知恵を生み出し成果を生み出すことだ。
体を忙しく動かすことを改めて、頭を忙しく働かせるともっと生産性が上がるということだろう。
若いときから常に率先垂範を心がけ、最善を追求してきたつもりだが、ともするとスケジュールをパンパンに入れる傾向がある私にとって、とても良い助言を頂いた。
来週23冊目の本「売る仕組みのつくり方」(アチーブメント出版刊)が全国の書店に並ぶ。
これから10年、還暦を目標に、頭を働かせ日本一の能力開発コンサルタントを目指す。
スケジュール管理の中に考えるときを確保して今一度、「気」を回転させることにした。
今日は休日、まさに体は動かず気と頭は回っている日だ。
この陽だまりの中で明日への英気を養って、悔いなき人生を走りぬこう。
この走りぬこうというフレーズを使っている間は体が先走りしているのかもしれない。(笑)でもやっぱり走りぬきたい。行動力ではなく「考動力」を心がけ。
空は晴天、心も晴天、良い人生に感謝。
コメントする